この記事では投資信託で主に長期での運用を考えた時に取れる手段について記載しています。
投資信託ってなに?
投資家からあつまたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、株式や債券など、金融市場で運用会社が運用し、その運用成果を投資口数に応じて還元する金融商品です。運用手法や投資対象によってさまざまな投資信託があります。
許容可能なリスクに応じて中長期運用や分散投資など、さまざまな投資先や運用方法の選択が可能です。最近ではつみたてNISAなど運用を支援する制度も用意、整備されています。
各資産のリターンとリスクの比較
以下はJPモルガン・アセット・マネジメントが発表した各資産リターンとリスクの比較表です。
自身の目標貯蓄額を定めて目的を達成するためにできる範囲でできるだけリスクの少ない商品を選択するのが賢明と言えるでしょう。
表の上にあればあるほど期待リターンは大きくなりますが、そのぶん、右側に寄っていきリスクが高くなります。
投資信託の構成バリエーション
バランス型:世界の債権、株式、REIT(リート)、その他の有価証券を投資対象とし、高いインカム収益および値上がり駅が期待できるアセットクラスに分散投資します。
安定的な資産成長のために、市場環境に応じて機動的な資産分配を行います。
インデックスファンド
債券型:世界各国の債権など、および派生商品などで運用。為替ヘッジあり・なし。毎月分配型と年2回決済型がある。
国際株式型:主に日本を含む先進国の株式で運用。ビッグデーターやAI(人工知能)を活用した幅広い銘柄に分散投資する。為替ヘッジあり、為替ヘッジなしのコースがあります。
投資信託はよくお弁当箱に例えられます。
お弁当は、ご飯、メインのおかず、つけ合わせなどでバランスよく構成されていますね。
投資信託も、国内外の株、債権、外貨などの様々な金融商品で構成されていて、運用益がでるようバランスよく作られています。
外貨や債権は比較的リスクが少ないですし、株になってくるとリスクがある一方でその会社の業績が向上すれば多くの利益を得られる可能性があります。
これらの構成が
株100%なのか、株と債権が50%ずつなのか、あるいは株でも成長率の高い会社なのか、安定している会社なのかなどまちまちです。
投資信託では運用手数料がかかります。
長期保有ならば決算の頻度は少ないほうが良い
決算とは今まで運用した利益の一部を投資家に分配することです。
これは、その投資信託商品のお金を切り崩して投資家へ分配しています。
つまり分配後は分配前よりも運用している金額が少なくなるのです。
一見するとお金が払い戻されて特をしているように感じるのですが、長期での運用を考えているのであれば、決算の頻度ができるだけ少なくできるだけ多くの金額を運用してくれる商品を選ぶようにしましょう。
毎月決済型のファンド
年4回決算型ファンド
年2回決算型ファンド
この中であれば、年2回決済型ファンドが最も投資資金の運用期間が長いことになります。
また、商品は円で預ける商品と外貨で預ける商品があります。
商品の例
例えばこのような商品があったとします。
追加型投信 / 内外 / 資産複合
ファンドの特色
1.世界各国の株式・債権・リートなどの幅広い資産へ、実質的に投資します。
2.安定的な資産成長のために、市場環境に応じて機動的な資産配分を行います。
3.為替変動のリスクの低減を図るため、外貨積立資産については、原則として対円で為替ヘッジを行います。
4.年1回の決算時(1月25日)に分配金を決定します。
ファンドがどんな運用戦略をしているのか
基本資産配分
上昇トレンド傾向の強い資産への配分比率を高めるダド、値動きの方向性などに基づいて基本的な配分比率を決定します。原則、月に一度の比率の見直しを実施しています。
補完戦略
相場の見通しが変わった場合にそなえ、相場環境を予想し、基本資産杯分を微調整します。
リスク管理戦略
過去1年の高値からの下落率が15%以内に収まることを目指すため、必要に応じて、低リスク資産と高リスク資産の分配比率を維持したまま、短期債権キャッシュなどの比率を高めます。