有給が発生する前の正社員が欠勤する場合、或いは有給を全て使い切っているにも関わらず欠勤する場合は、例え月給制の正社員といえど欠勤控除となる場合があります。
欠勤控除って何?
欠勤控除とは有給を使わずに休んだ場合、その休んだ日数分、お給料から減額される仕組みのことです。
これに対するのが、有給休暇でこちらは申請することにより休んでもお給料には影響なく休める制度です。
従って会社の規定休業日以外で会社を休む場合は、通常は有給から消化していくのか日本の会社の一般的な流れだと言えます。
月給制でも欠勤したら日割りで減額されるの?
時々ニュースやコラムを読んでいて目にするのが「うちの会社は正社員で月給制だからアルバイトと違って時給制ではない。従って欠勤しても月給には影響はないはず」という質問です。
これについては企業により多少見解は異なると思いますが、例え正社員が月給制といえど、そのお給料は日々の勤務時間の累積で計算されているものと考える企業が多いです。
従って欠勤した日数分は月給から日割り計算されて減額されるのが多いと思います。
似たような考え方が残業代であり、これも月給を時間給に直しています。
日本の労働基準法では
残業の場合は最低でも時間給の1.25倍の値を残業手当として計算しています。
因みに休日出勤の場合は倍率が1.35倍になります。
また22時から5時での期間は深夜残業扱いとなり、上記に加えてさらに1.25倍を支給することが義務付けられています。